米朝首脳会談に向けて和平ムード演出が高まる中で真の平和へのロードマップが描けるかが重要

米朝首脳会談に向けて和平ムード演出が高まる中で真の平和へのロードマップが描けるかが重要

 

4月27日に行われた南北首脳会談で、板門店宣言が発表され朝鮮半島の和平ムードが大きく広まっています。

 

過去に行われた南北首脳会談や6カ国協議においても友和的なムードで非核化が議論され、朝鮮半島の平和が大きく前進するかに見えましたが、結局は北朝鮮側が秘密裏に核開発を継続していた事が明るみに出るなど、真の平和へのロードマップを描くには至っていません。

 

今回の板門店宣言では具体的な非核化のプロセスが明記されていないなど、様々な議論がありますが、まずは南北首脳が38度線をお互いにまたぎ、

友和的なムードの中で会談が行われ、朝鮮半島の平和という共通理念を元にした板門店宣言が発表されたということを前向きに受け止めるべきでしょう。

 

この会談の裏に、水面下で様々な両国関係者が動き、両国並びにアメリカ・中国の思惑が複雑に絡み合っています。それは一般人には到底はかりしれないもので、日本政府においても詳細でリアルタイムな情報は提供されていないでしょう。

ですが最も大事だと世界の人々が認識しているのは、北朝鮮をまた強硬路線に戻さない事であり、それには友和的なムードと同時に水面下での駆け引きで、米・中・韓がいかに北朝鮮側との交渉で、

非核化へのロードマップ及び真の朝鮮半島の平和へのロードマップを示し、そのロードマップの進捗監視・堅持を長期間に渡ってコントロールできるかどうかが鍵となるでしょう。

 

南北の統一というのはその先の未来の話であり、朝鮮半島の平和が担保された状態ではじめて議論できることです。

現時点での南北統一議論はあまりにも時期尚早でしょう。まずはアジアの安定のために、朝鮮半島情勢が昨年・一昨年のような緊迫した状態に戻らないことを切に願う所です。