子育てする親なら、電車で子供がはしゃいでしまって周囲に迷惑をかけてしまった、とか、スーパーで子供が走ってしまって周囲の冷たい視線を感じた。なんて経験あるはず。
現代日本で子育てに息苦しさを感じてしまう要因の1つが、大人の子供らしさに対する受容性の低下ではないでしょうか。
社会のために子供の躾を要求する大人
秩序だった社会の継続のため、子供に社会マナーをちゃんと教えとけよ、という見えない脅迫を現役子育て世代の親御さんたちはその他大勢の大人から受けているのかも。
でも、本当は誰しも子供には伸び伸びといきいきと育ってほしいと願うものでしょう。そこに子育てに対する現代日本の違和感というかずれというか。そういったものを感じてしまいます。
昔はもっと子供に対して大人がおおらかだったんじゃないかと。もちろんやっちゃダメなことは厳しく叱りますが、子供が公共の場所で多少はしゃいだり、少しルールから逸脱しても”元気だね”って感じで温かい眼差しを送る人も多かったんじゃないかと。
今はなんか冷たい。いやそう感じてしまうだけかもしれませんが、なんか冷たい視線を感じることが多い。
これは偏見が多分に入ってますが、子育て経験がなさそうな中年の男性からの冷たい視線を特に感じます。
逆に、子育て経験豊富なお年を召した女性はだいたい”元気だねぇ”って感じで見守ってくれてるような気がします。（やっぱ偏見かな）
大人自体に余裕が無くなっているのも1つの要因かもしれません。
電車で席譲らない問題
妊婦さん、乳幼児連れのご家族、お年寄り。そういった方たちが立ってても気にせずに電車の席に座ってスマホ見てる人多いですね。
まあ私はよっぽど空いてない限りそもそも電車で座りませんが、やっぱり妊婦さんとかお年寄りが立ってて、中年の男性とかが座ってると、なんかいい気はしないですよね。（部活やってそうな若者は積極的に席譲っているイメージ←偏見）
疲れ方は人それぞれで、妊婦さんやお年寄りより疲れている人もいるでしょうから、仕方ないのかな。（なんかおかしい）
そういったところも現代の大人のキャパが狭くなっているところを端的に表してるなぁなんて思ったりします。
子育てが窮屈になっていってる日本
ただでさえ核家族化が進み、両親のサポートを受けにくい環境の中、ストレス社会と情報過多で昔より気苦労も多くなっている現役子育て世代の人たちが、窮屈な子育てを強いられているように感じます。
子供達が小学校へ進み、少し手が離れたかなと思えば、以前は少し楽もできたのですが、子供がスマホなどから情報を大量に浴びて、未熟な経験値に余りある情報量を手にすることができる時代なので、そういった情報過多の子供に対するアプローチで頭を悩ませる親御さんも増えていると思います。
少し立ち止まって、周囲の大人達が現代の子育てに対する感覚をブラッシュアップし、社会全体や地域で子育てに取り組める環境になることを切に願っています。
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