世界的なインフレや経済不安の高まりを背景に、「金(ゴールド)」に注目する投資家が増えています。
でも、初めての方には「どうやって買うの?」「どの方法が安心?」と疑問も多いはず。
この記事では、初心者の方に向けて金投資の基本から始め方、おすすめの投資方法までわかりやすく解説します。
目次
なぜ今「金」なのか?|注目される3つの理由
- インフレに強い資産
→ 通貨の価値が下がっても、金は価値を維持しやすい。 - 有事の「安全資産」
→ 政治不安・経済危機時に金価格が上昇しやすい。 - 長期的な価値保存
→ 採掘量が限られており、希少性が高い。
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金(ゴールド)投資の主な4つの方法
① 金ETF(上場投資信託)【おすすめ度:★★★★★】
特徴:証券口座で株のように簡単に売買可能
- 代表例:SPDRゴールドシェア(GLD)、国内ETFなら「1540 金の果実」など
- メリット:手軽・低コスト・流動性が高い
- デメリット:配当なし・現物が手元にない
✅ 初心者にはもっとも扱いやすく、ポートフォリオの一部に組み込みやすい方法です。
② 純金積立【おすすめ度:★★★★☆】
特徴:毎月一定額を積立てる貯金感覚の金投資
- 提供会社:田中貴金属、SBI証券、楽天証券など
- メリット:少額から可能(1,000円〜)・ドルコスト平均法でリスク分散
- デメリット:保管・管理料がやや割高
✅ コツコツ貯めたいタイプの初心者には向いています。
③ 現物金の購入【おすすめ度:★★★☆☆】
特徴:実際に金地金や金貨を購入し、保管する方法
- 購入先:田中貴金属、三菱マテリアルなど
- メリット:本物の金が手元に残る・長期保有に安心感
- デメリット:保管が必要・売却時に手数料や時間がかかる
✅ インフレや金融危機対策として「モノとして保有したい人」におすすめ。
④ 金CFD・先物取引【おすすめ度:★★☆☆☆】
特徴:金価格の値動きにレバレッジをかけて取引する
- メリット:少ない資金で大きな取引が可能・短期売買向き
- デメリット:リスクが高く、損失が膨らみやすい
✅ 短期トレードや上級者向け。初心者は避けた方が無難。
初心者が金投資を始める手順(おすすめパターン)
- 証券口座を開設する
→ SBI証券や楽天証券など、大手ネット証券がおすすめ - 金ETF or 純金積立を選ぶ
→ 長期で資産を守る目的なら「ETF」または「積立」から始めよう - 投資額・頻度を決める
→ 月1万円など、無理のない範囲でスタート - 分散投資として位置づける
→ 金だけに全力投資せず、株・債券・現金とのバランスを意識する
よくある質問(FAQ)
Q1:金価格はどこで確認できますか?
→ 代表的なのはCOMEX金先物価格や国内ETF(1540など)の価格。証券会社のアプリでも常に確認可能です。
Q2:金に利息はつきますか?
→ いいえ、金は無利息資産です。価格の上昇や為替差益が利益の源です。
Q3:金投資に税金はかかりますか?
→ ETFの売却益や純金積立の売却益には**譲渡所得税(約20%)**が課税されます。確定申告が必要になるケースもあります。
まとめ|金投資は「守り」としての有力な選択肢
金は「稼ぐ」資産ではなく、「守る」資産。
景気の波や金融危機に備えて、ポートフォリオに少し加えるだけでもリスク分散効果が大きくなります。
まずは手軽な金ETFや積立から始めて、長期的な資産保全を目指してみましょう。
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